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東京 新島
石と黒
作品展示/展示計画
2025/4
築半世紀をゆうに超えるコーガ石造の建物の地下奥に位置する納屋のような空間での展示計画と展示。
10㎡弱の空間に自然光を入れ、一枚板の壁を立てて展示室とし、室内ではなく包まれた外部のような空間を表現した。
四面とも表情の違う組積の壁、東向きの淡く直線的な光が入ってくる開口、暗くひんやりとした石と黒の空間。
壁沿いに作品を並べるのではなく、積んだ石を什器として島状に点在することで、特徴のある四面の壁と立体物である作品の両者の陰影を際立たせながら立体的な視点で見ることができるような動線、配置とした。
展示の主となる座-遺跡(抗火石の椅子)からの視点は空間の光やひんやりとした落ち着きを最も感じれるような配置とし、自身が追い求めている黒の心地よさを感じられる。

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